慌てて入稿したので、後書き忘れちゃった…!こんなに後書き好きなのに〜!ということでここで後書きとさせて頂きます。あと漫画初心者過ぎて伝わらないことたくさんあったと思うので、それも含めて喋らせていただく。

「埃と奥歯」
ゼアさんとノーフィールさんのお酒の話。以前Twitterにあげていた2p漫画を手直ししたもの。
ゼアさん6年間里帰り出来ていなかったらしいので、寄宿舎時代は20歳前後かなと思っている。ノーフィールさんには大人ぶっているが、この時点のゼアさんはまだまだ青いイメージで描いている。
「なぜ?」の時、ゼアさんは自分がこんなにもノーフィールさんに対して親しみを感じて影響を受けているのにも関わらず、ノーフィールさんの方は自分のことを路傍の石ぐらいにしか思っていないことが発覚して怒ったのだと思う。でも実際のところこの「なぜ?」はゼアさんなら自分の質問に答えてくれるだろうという、ノーフィールさんからの信頼が含まれていたんじゃないかとも思う。
「なぜ寄宿舎を出たあとも関わる必要があるのか」という質問に、人は好意を持っている相手には関わりたいのだ、私は貴方に好意を持っているのだ、という答えを返せていたらまた違う関係になっていたかもしれない。
この時代のノーフィールさんは、自分に向けられる好意を理解できていない。兄妹5人揃いメランコリちゃんに「家族みんな一緒がいい」と言われ仕事を変え、そこで初めてその感情の一端を学習できたのでは無いだろうか。
ゼアさんもそこら辺に6年前との違い感じてラストで「大人になったな」と言いました!説明長!
ノーフィールさんはセリフに込められる温度感までは理解できないと思うので、この話ではあんまり会話が噛み合わない。ゼアさんはただいまが返ってくると思って「おかえり」を言うし、「遅かったな」は帰宅時刻の確認ではなく労いの言葉である。しかしノーフィールさんには伝わらない!ノーフィールさんだから!
感情世界の話大好きなので、描けて良かったです!ゼアさんは…未熟な所もある等身大のままで自分の好きなことを見つけて生業にしている所が大人で格好いい。あと面倒見がものすごく良い。ノーフィールさんは…理解出来ないことにそれでも向き合い続ける所が格好いい。ノーフィールさんが良い兄貴面する時、かなりの割合でゼアさんの真似が含まれているのが可愛いと思う。

「春の指先」
イベント開始時点ですでにシャルメちゃんとキーリちゃんは親友だったのだが、2人が仲良くなるまでにも物語があったと思う。翅が透明になると小さい時から寄宿舎に呼ばれるらしい、この話では7歳ぐらいのイメージで描いている。
シャルメちゃんは翅の力にかなり振り回されていて大変そう。翅の力が無くなる寄宿舎に来て、そこで生身の人の感情に気付いていったのではないだろうか。自分以外の人間にも自分と同じように感情があるのだと気づくから、そこで自我が確立するのだと思う。
キーリちゃんも翅の力に振り回されて大変そう〜。特別と見られることが嫌になってしまい、人と距離を置こうとする。でも離れ方が分からず不必要に人を傷つけ自分も傷つく。
まあ今までのは全部妄想!共通点のある2人だからこそ、惹かれ合うものがあったのだと思う。こういう幼少期があったんじゃないかな〜という妄想漫画でした。
15歳のイベント開始前の時期が2人の蜜月だったと思う。キーリちゃんが秘密を打ち明けるくらいだから本当に信頼し合っていたのだと思う。
お互いのことを特別に思っていることをお互いに薄々自覚している。でも絶対に口には出さない、もし違ったら傷ついてしまうから。そしてこの絶妙なバランスで保たれている心地の良い関係が崩れてしまうから。青春〜!終盤はそういう話です。
シャルメちゃんがちゃんと好意を伝えられて、そしてキーリちゃんに「あなたも私のことを好きだわ!」と断言してあげられる子で良かった〜!相手に好意を告げるのって勇気がいること。傷を乗り越えてもう1度好きだと伝えられるシャルメちゃんは強い子ですよ。

「仄かな宇宙」
最後の特別篇を読んで、この話を描こうと決めた。
いろんな時空のユウ君がいるらしい。本編では最後にメルクちゃんと会えたけど、最後までメルクちゃんに会えなかったユウ君も居るかもしれないと思ったら悲しくなっちゃった…。
これは老人になるまでメルクちゃんに会えず1人で旅を終えたユウ君と、そんなユウ君を最後に迎えに来てくれたメルクちゃんの話。終わってしまった世界でメルクちゃんと話している内に人生で1番楽しかった頃の姿に戻り、最期は少年の姿で2人と1匹で旅立っていく。これが私なりのハッピーエンド、だ!!
以上後書きでした!メルクストーリアが大好き!とにかく膨大な量の情報があるので、ストーリー読み返すたびに新しい発見があって楽しい。あと突如好きなキャラが増えたり、ここって交友関係があったんだ!って気づいたりで忙しい。
でもメルストの新規ストーリーが読めないのは寂しい。ギルドやルームメンバーに会えないのも、自分のマイホームが無いのも、チャチャちゃんと会えないのも全部寂しい!よほほ…、でもやっぱりメルストが好きだな〜。
次回はモンスター嘘骨格本と、好きなキャラ皆に教えちゃうぞ本作りたい!その次は何かしら好きなCPの小説本作りたい!忙しい〜!
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